ロシアの自動車業界団体である欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2011年1月の国内新車販売は、前年同月比72%増の12万7,564台だった。資源産業の好景気を受けた個人消費の回復や、政府による需要喚起策の延長措置などが追い風となり、販売が伸びた。
\メーカー・ブランド別販売台数は、国内自動車最大手アフトワズのラーダが前年同月比105%増の3万5,540台で首位。韓国・起亜が63%増の8,000台、仏ルノー115%増の7,810台、米GMのシボレーが49%増の7,303台、日産が147%増の6,850台を販売し、上位を占めた。車種別販売では、ラーダ「2105/2107」が前年同月比302%増の9,812台で最も多く、ラーダ「カリーナ」(215%増の8,414台)、ラーダ「プリオラ」(45%増の6,153台)、ラーダ「サマラ」(33%増の10万1,958台)、ルノー「ロガン」(58%増の4,900台)などが続いた。
\AEBのデビッド・トーマス会長は、今年の新車販売市場は、昨年の好調な流れを引き継ぐと指摘。新車販売は昨年から20%近く伸びるとの見通しを示した。
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