ロシアの世界貿易機関(WTO)加盟交渉の責任者を務めるマキシム・メドベトコフ通商代表部長は11日、同国がWTO加盟後に自動車の輸入関税を引き下げる用意があることを明らかにした。
\ロシア政府は2009年1月、国内自動車産業の保護を理由に自動車の輸入関税を引き上げた。メドベトコフ通商代表部長はロシアのWTO加盟に関する会議の席上で、「経済危機対策の一環として09年に導入された関税率はWTO加盟後に引き下げられるだろう」と発言。現行で30%となっている新車の輸入関税を12年にも25%に、さらに加盟から7年後には15%にそれぞれ引き下げる方針を示した。
\ロシアの次回のWTO加盟交渉は3月29日に予定されている。
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