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2011/2/23

ロシア

鋼管大手TMK、10年の出荷量42%増

この記事の要約

ロシアの鋼管最大手TMKは2010年に世界最大の鋼管メーカーとなったもうようだ。14日付けの墺経済紙『ヴィルツシャフツブラット』が、ディミトリー・プンピャンスキー会長の話を引用して伝えた。\ TMKの2010年の鋼管出荷 […]

ロシアの鋼管最大手TMKは2010年に世界最大の鋼管メーカーとなったもうようだ。14日付けの墺経済紙『ヴィルツシャフツブラット』が、ディミトリー・プンピャンスキー会長の話を引用して伝えた。

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TMKの2010年の鋼管出荷量は396万9,000トンと、前年から42.2%増加した。内訳は、シームレス鋼管が29.4%増の216万1,000トン、溶接鋼管が61.1%増の180万8,000トンだった。プンピャンスキー会長は、昨年の出荷が好調だった理由として、天然ガス大手ガスプロムの「ノルド・ストリーム」や、パイプライン運営会社トランスネフチによる東シベリア太平洋パイプラインなど大型プロジェクトが相次ぎ、鋼管需要が拡大したと説明した。

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TMKはロシア、ルーマニア、米国、カザフスタンに計23カ所の生産拠点を展開し、世界65カ国に製品を出荷している。

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