チェコ自動車部品メーカーのIberofonが同国南東部でプラスチック成型部品の工場を新設する。14日付のダウ・ジョーンズ紙が報じた。
\建設地は本社のある同国南東部ウヘルスキー・ブロトの南部ニヴニツェで、約4,000万平方メートルの敷地に工場と倉庫を建設する。今年6月の着工、12月の完成、1月の稼動を目指す。新工場には5台のプレス設備を配置し、年300万トンのプラスチック成型部品を生産する予定だ。成型材料には独バイエル社の製品バイブレンド(ポリカーボネート・ABSブレンド)を使用するという。
\Iberofonはプラスチック射出成形を専門とするスペインTekniaグループの子会社で、外装車体パネルやバンパ、ヘッドレストなどを製造している。2009年の売上高は前年比8.4%減の3億5,100万コルナ、営業利益は1,810万コルナだった。ただ、最終利益は1,160万コルナで、08年の5,690万コルナの赤字から黒字化した。(1CZK=4.63JPY)
\