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2011/3/23

ハンガリー

インフレが加速・2月は4.1%

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)がこのほど発表した2011年2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.1%上昇した。上昇率は市場予想の4.2%を下回ったものの、1月の4.0%から加速した。また、前月からは0.4%の上 […]

ハンガリー中央統計局(KSH)がこのほど発表した2011年2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.1%上昇した。上昇率は市場予想の4.2%を下回ったものの、1月の4.0%から加速した。また、前月からは0.4%の上昇だった。

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品目別上昇率は、食品が前年同月比7.4%、電力・暖房が7.0%、自動車用燃料が6.2%と高かった。消費者耐久財は1.8%下落し、サービスは1.2%上昇した。なお、変動の大きいエネルギーと食品を除くコアインフレ率は、前年同月から1.9%、5.6%、前月比で0.1%の伸びだった。

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一方、同日発表された2010年10-12月期の国内総生産(GDP、確定値)は前年同期比1.9%増となり、先月15日発表の速報値2.0%増から下方修正された。産業別では製造業が11.3%と大きく伸びた一方、建設は7.2%、農業は8.6%のマイナスとなった。このほか、サービス業は0.8%、郵便・電気通信が2.8%の伸びをそれぞれ示した。10年通期のGDP成長率の確定値は1.2%と速報値と変わらなかった。

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