中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2011/3/23

CIS諸国

ロシア、ベラルーシと原発建設で合意

この記事の要約

ロシアは15日、隣国ベラルーシに原子力発電所を建設することで同国と合意したと発表した。北西部フロドナ州アスタラベッツに94億米ドルを投じて原子炉2基を建設、2018年の稼働を目指す。\ 原発を巡っては、日本の福島第1原子 […]

ロシアは15日、隣国ベラルーシに原子力発電所を建設することで同国と合意したと発表した。北西部フロドナ州アスタラベッツに94億米ドルを投じて原子炉2基を建設、2018年の稼働を目指す。

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原発を巡っては、日本の福島第1原子力発電所の事故を受けて原発政策を見直す国も出ているが、プーチン首相はルカシェンコ首相との会談で、ベラルーシは日本のように地震や津波の被害を受ける心配はなく、安全確保に問題はないとの見方を示した。

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ロシアは近年、ベトナムやトルコと原発建設契約を結ぶなど、原発の輸出策に力を入れている。国内でも発電量に占める原発の割合を現在の16%から30年までに25%へ拡大する予定で、原子炉の建設計画を進めている。

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