チェコ国営電力CEZが3日、電気自動車用充電スタンドの設置計画を明らかにした。それによると、まずプラハ、中部および南部モラビア、西部および東部ボヘミアを対象に、今年50カ所に設置し、3013年末までに200カ所に拡大する。電気自動車が普及するまでの移行期間は、公的助成金の投入により低価格で電力を提供するとしている。
\CEZは現在、充電スタンドのパイロットプロジェクト『エレクトロモビリティ』をプラハ郊外のDolni Brezanyなどで行っている。スーパーマーケット、ショッピングセンター、駐車場、ファーストフード店など充電スタンドの設置ポイントとなる施設が多数参加している。充電スタンドの運営業者は公共入札により決める。
\実証プロジェクトには仏プジョーの電気自動車「iOn(アイオン)」が65台投入されている。フル充電での走行距離は約150キロメートルで、充電所要時間は6時間。30分で充電できる高速充電スタンドは電力を高圧電線から直接取り込む必要があり、最終消費者が利用する電源を使用できないため、当初はCEZのプラハ本社の隣に1カ所設置するのみとしている。
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