2011/5/18

ハンガリー

製薬大手エージス、1-3月期は増収減益

この記事の要約

ハンガリーの製薬大手エージスが10日発表した2010/11年度第2四半期(11年1~3月)連結決算は、純利益が前年同期比4%減の45億4,000万フォリントとなった。フォリント高による為替差損が18億1,000万フォリン […]

ハンガリーの製薬大手エージスが10日発表した2010/11年度第2四半期(11年1~3月)連結決算は、純利益が前年同期比4%減の45億4,000万フォリントとなった。フォリント高による為替差損が18億1,000万フォリントを計上したことが響いた。営業利益は48.5%増の59億6,000万フォリントに拡大した。

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売上高は前年同期比10%増の315億7,000万フォリントだった。国内売上高は前年同期比5.1%増の80億5,000万フォリント。医療系調査会社のIMSヘルスによると、エージスの11年1~3月の国内医薬品市場におけるシェアは5.4%で、5位につけた。一方、輸出額は8,595万1,000ユーロで、前年同期から9%増加した。地域別ではロシア・独立国家共同体(CIS)が21%増の3,800万ユーロ、ハンガリーを除く中東欧は2%減の3,320万ユーロ、その他の地域は17%増の500万ユーロだった。また、医薬品原体の輸出は10%減の980万ユーロだった。

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エージスは第2四半期の決算を受けて、2010/11年度の売上成長率予想を従来の前年度比7~8%から8~9%に上方修正した。(1HUF=0.43JPY)

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