2011/5/18

ロシア

ルノー、ロシア工場からウクライナに輸出

この記事の要約

仏自動車大手ルノーは、ロシア工場で生産した自動車を今月からウクライナに輸出する。10日付けのインタファクス通信が、ルノーの声明を引用して報じた。\ モスクワ近郊のアフトフラモス工場で生産している「ロガン」と「サンデロ」を […]

仏自動車大手ルノーは、ロシア工場で生産した自動車を今月からウクライナに輸出する。10日付けのインタファクス通信が、ルノーの声明を引用して報じた。

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モスクワ近郊のアフトフラモス工場で生産している「ロガン」と「サンデロ」を輸出する。ルノーはこれまでウクライナでルーマニア子会社ダチアの製品を販売しており、昨年はロガンを3,123台、サンデロを838台それぞれ販売した。アフトフラモス工場は昨年1月からカザフスタン、同10月からベラルーシへ輸出を開始し、独立国家共同体(CIS)での販売を強化している。

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アフトフラモス工場の昨年の生産台数は8万7,265台と、前年から70%拡大した。ルノーは同工場の年産台数を16万台に引き上げることを目標に生産能力を強化しており、昨年末に3交代制を導入、1日当たりの生産台数575台に引き上げた。今年初めに「フルエンス」と「メガーヌ」のセミノックダウン生産をスタートさせたほか、年内に「ダスター」の生産も開始する。

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ルノーは15年までにロシア自動車市場でのシェアを単独で8%に、ルノー・日産アライアンスと出資するロシア自動車最大手アフトワズの3社合計で40%に高める計画を掲げている。

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