2011/6/1

CIS諸国

ウクライナ、穀物輸出税を導入

この記事の要約

ウクライナは穀物の輸出制限措置を6月末で終了する代わりに、7月1日から穀物の輸出に課税する。議会が5月19日、輸入税導入に伴う税法改正を可決した。穀物輸出税は、小麦が9%で最低税額は1トンあたり17ユーロ。とうもろこしが […]

ウクライナは穀物の輸出制限措置を6月末で終了する代わりに、7月1日から穀物の輸出に課税する。議会が5月19日、輸入税導入に伴う税法改正を可決した。穀物輸出税は、小麦が9%で最低税額は1トンあたり17ユーロ。とうもろこしが12%で同20ユーロ、大麦が14%で同23ユーロとなる。税率は2012年に引き下げられる。

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ウクライナは昨年、干ばつにより収穫量が悪化したこと受けて10月に穀物輸出割り当てを導入した。政府は今年4月にトウモロコシを除き6月末まで施行延長することを決めたが、その後全面廃止することを決めた。ヤヌコヴィッチ大統領はブルームバーグとのインタビューで、「世界的な食糧危機の中で、ウクライナが穀物市場を閉ざすことはできない」と語った。穀物輸出税規定は大統領の署名を得て成立する。

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