スズキは6日、ハンガリーのエステルゴム工場で2シフト制を復活させたと発表した。これにより日産台数は従来の850台に戻る。同社は先月3日、部品不足を理由に最低3週間、1シフト制をとると発表していた。
\今回の減産は、東日本大震災と津波の影響で日本からの小型電子部品の供給が不足したことが原因だ。5月の日産台数は400~430台に低下した。これによる従業員の解雇はなかったが、労働時間が減少した分、報酬も減ったという。
\スズキのハンガリー子会社、マジャールスズキの昨年の生産台数は17万31台で、前年の18万166台から5.6%減少した。売上高は153万5,000ユーロだった。
\エステルゴム工場への投資残高は1991年の開設以来、2億8,000万フォリントに達している。同工場の年産能力は30万台で、今年は17万台を出荷する計画だ。(1HUF=0.44JPY, 東欧経済ニュース5月11日号「マジャールスズキ、一時減産へ」を参照)
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