2011/6/8

チェコ・スロバキア

チェコの4月小売売上高4.6%増加、自動車がけん引

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が3日発表した4月の小売売上高(季節調整済み)は前年同月比で4.6%拡大した。前月比では0.3%増。自動車・オートバイ販売のほか、一般小売店の売上が伸張して全体をけん引した。調整前では前年同月比で2 […]

チェコ統計局(CSU)が3日発表した4月の小売売上高(季節調整済み)は前年同月比で4.6%拡大した。前月比では0.3%増。自動車・オートバイ販売のほか、一般小売店の売上が伸張して全体をけん引した。調整前では前年同月比で2.7%増加した。

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自動車売上高(修理含む)は前月比で1.4%、前年同月比で8.1%上昇した。特にトラックと業務用車両の販売が伸びた。ただ、国内金融大手のコメルチュニー・バンカ(KB)によると、自動車の販売好調が全体の伸びを支えたのは確かだが、その重要性は次第に小さくなってきているという。

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食品売上高の伸びに貢献したのは、食料品・飲料・たばこを販売する一般小売店。特に100人以上を雇用し、業界売上高の3分の1を占める大手の好調が目立った。

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通信・ネット販売が伸びる一方で、店舗販売は減少した。また、通信機器、衣料品、靴・皮革製品の専門店では売上が拡大したが、雑貨・日用品スーパー、家庭用品、食品、化粧品の専門店では縮小した。自動車燃料も売上が落ちた。

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KBでは、人手不足にもかかわらず依然として失業率が高い状況の中、実質的な賃金上昇が望めないため、小売売上高の伸び率が高まる可能性は小さいとみている。

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