2011/6/15

ロシア

三菱自、ロシアでアイ・ミーブを試験販売

この記事の要約

三菱自動車とロシアの自動車販売グループ、ロルフ・インポートは9日、モスクワ近郊のスコルコボのイベント会場で、電気自動車(EV)「アイ・ミーブ(i-MiEV)」の試験販売を行った。現地英字紙『モスクワ・タイムズ(電子版)』 […]

三菱自動車とロシアの自動車販売グループ、ロルフ・インポートは9日、モスクワ近郊のスコルコボのイベント会場で、電気自動車(EV)「アイ・ミーブ(i-MiEV)」の試験販売を行った。現地英字紙『モスクワ・タイムズ(電子版)』が10日報じた。

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アイ・ミーブは日本や米国、欧州の一部で販売されており、米国での販売価格は2万7,990ドル。一方、ロシアではEV向けの付加価値税(VAT)の優遇措置や購入補助金など政府による支援制度がないため、販売価格は179万9,000ルーブル(6万4,768ドル)とかなり割高になる。このうちVATが60万ルーブル、蓄電池が本体価格の半分を占めるという。アイ・ミーブは日本で生産され、7月にロシアへ輸出される予定だ。

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ロシア政府によるEV支援措置がないため、三菱自はロシアをEVの重要市場とは考えていない。だが、ロルフ・インポートのアンドレイ・パンコフ最高経営責任者(CEO)は「90年代には、携帯電話やラップトップPCがこんなに安くなるとは誰も想像できなかった」と述べ、同国EV市場の将来に期待を示した。

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EV向け充電ステーションを設置するパイロット・プロジェクトも間もなく始まる。モスクワの電力会社MOESKと民間企業レボルタ(Revolta)が実施するもので、11カ月のプロジェクト期間中に、モスクワとその周辺地域の28カ所に充電ステーションを設置する計画だ。

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