2011/6/15

CIS諸国

清水建設、アルメニアでCO2排出権を獲得

この記事の要約

清水建設は10日、アルメニアで実施しているクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトを通して、二酸化炭素(CO2)排出権を獲得したと発表した。同プロジェクトでは、エレバン市にあるヌバラシェン埋立処分場の有機性廃棄物から […]

清水建設は10日、アルメニアで実施しているクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトを通して、二酸化炭素(CO2)排出権を獲得したと発表した。同プロジェクトでは、エレバン市にあるヌバラシェン埋立処分場の有機性廃棄物から発生するメタンを回収しており、今回は2009年10月から10年3月の実績に基づき、1万1,664トン(CO2換算)の排出権を取得した。

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CDMは、先進国と途上国が協力して地球温暖化の原因となる温暖化ガスの排出を抑制するプロジェクト。国連に承認されると、京都議定書に基づき排出権が発行され、排出削減に取り組む企業や政府などに転売できる。清水建設は、今回獲得した排出権を近く売却する予定だ。売却先は明らかにしていない。

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清水建設は今回のプロジェクトを含め5カ国で6件のCDMプロジェクトを進めている。そのうちウズベキスタンのプロジェクトでも間もなく排出権を獲得できる見通しという。

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