2011/6/22

ハンガリー

ブダペスト空港の政府保有株、独ホーホティーフに売却へ

この記事の要約

ハンガリー国家開発省は10日、リスト・フェレンツ(旧フェリヘジ)国際空港の運営会社ブダペスト・エアポートの持ち株を独建設会社ホーホティーフに譲渡すると発表した。2005年のブダペスト・エアポート民営化の際の取り決めに基づ […]

ハンガリー国家開発省は10日、リスト・フェレンツ(旧フェリヘジ)国際空港の運営会社ブダペスト・エアポートの持ち株を独建設会社ホーホティーフに譲渡すると発表した。2005年のブダペスト・エアポート民営化の際の取り決めに基づき、25%プラス1株を366億フォリント(2億130万ユーロ)で譲渡する。

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ブダペスト・エアポートは2005年に実施された民営化入札で、英空港運営大手BAAに売却された。BAAはスペインの建設大手フェロビアルへの身売りを機に国外事業を売却する方針に転換、07年にブダペスト・エアポートをホーホティーフに売却した。ホーホティーフは現在、ブダペスト・エアポートに37.7%を出資している。

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ブダペスト・エアポートは民営化以来、利用客数の低迷などにより経営不振が続いている。国家開発省は声明で、「政府は収益があがらず、長期的に戦略的重要性が低いと見られる資産を保有し続ける意思はなく、ブダペスト・エアポートの持ち株売却は、損失を最小限に抑える有効な解決策だ」と述べた。

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