2011/6/29

総合・マクロ

「ノルドストリーム」の第1パイプライン、敷設完了

この記事の要約

バルト海パイプライン「ノルド・ストリーム」の第1パイプラインの敷設がこのほど完了した。同パイプラインの建設・運営会社が21日明らかにした。全長1,224キロメートルの海底パイプラインは今夏、ドイツ、ロシア双方の内陸部のパ […]

バルト海パイプライン「ノルド・ストリーム」の第1パイプラインの敷設がこのほど完了した。同パイプラインの建設・運営会社が21日明らかにした。全長1,224キロメートルの海底パイプラインは今夏、ドイツ、ロシア双方の内陸部のパイプラインに接続され、秋には、ロシアからドイツ、欧州への送ガス事業を開始する。

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ノルド・ストリームはドイツ側の到着点であるグライフスヴァルトバルトから近郊の都市ルブミンにつながり、そこからハンブルク南部まで伸びる支線「NEL(工事中)」とチェコ国境まで伸びる「OPAL(完成)」に接続し、欧州一帯にシベリア産ガスを供給する。第1パイプラインの送ガス能力は年275億立方メートル。2012年末に第2パイプラインが稼動すると、同能力は550億立方メートルに倍増する。

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天然ガスを供給するのは、ノルド・ストリームに過半数出資するロシアの国営ガス会社ガスプロム。西シベリアのユジノ・ルスコエガス田で採掘する天然ガスを欧州へ輸出する。ガスプロムはすでに、デンマークのドンク・エナジー、独エネルギー最大手エーオンのガス子会社ルールガス 、独ウィンガス、仏GDF スエズ、英ガスプロム・マーケティング&トレーディングと供給契約を締結した。

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エーオンは独化学大手BASFの石油・ガス子会社ヴィンタースハルと共にユジノ・ルスコエガス田の採掘とノルド・ストリームの建設・運営に参加している。また、GDF スエズはノルド・ストリームに出資している。

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