米ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下の航空機エンジン世界大手、GEアビエーションのチェコ子会社が新型ターボプロップエンジン「H80」を開発した。現地オンラインニュース『ekonom.cz』が報じたところによると、米国と欧州連合(EU)からまもなく航空機の安全性に関する認証を取得する見通しだ。プラハの工場では年内に25基の生産を計画している。
\H80は小型旅客機や農業用航空機向けのエンジンで、チェコの小型航空機410 Turboletに搭載されているM601エンジンをベースに開発された。主に、米国の農業用航空機Thrush 510G、旅客機L-410、ロシア航空機メーカーTechnoaviaが製造するパイロット研修向け新型ツインエンジン航空機Rysachokに搭載される。2012年に100基、2015年に200基と生産台数を大幅に引き上げる計画だ。
\チェコ子会社は2008年、プラハの国内専用空港があるLetnany地区に設立された。プロペラエンジンの開発、製造、メンテナンスおよび、部品製造を行っている。既存商品であるM601エンジンは今年、L-410向けに26基生産される見通しだ。
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