2011/6/29

ロシア

マツダ、来年からロシア極東で現地生産

この記事の要約

マツダは来年からロシア極東の沿海地方で現地生産を開始する。ロシア経済発展省が22日、同案件でマツダと合意したことを明らかにした。合意によると、マツダは日本から主要部品を輸出し、ノックダウン方式で年2万5,000~5万台を […]

マツダは来年からロシア極東の沿海地方で現地生産を開始する。ロシア経済発展省が22日、同案件でマツダと合意したことを明らかにした。合意によると、マツダは日本から主要部品を輸出し、ノックダウン方式で年2万5,000~5万台を生産する。投資額は約8,000万ドル(約64億円)に上る見通し。「マツダ6(日本名アテンザ)」を中心に生産し、車種を増やすことも検討するという。

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マツダは昨年末、ロシアやインド、ブラジルなど新興国での現地生産を視野に入れた成長戦略を発表した。ロシアの2010年新車販売台数は前年比で30%増加しており、今後も大幅な成長が見込まれている。

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ロシア政府は国内自動車産業を発展させるため、関税減免措置の新たな適用条件として、国外自動車メーカーに、4年以内に現地での年産台数を30万台以上、部品の現地調達率を60%以上に引き上げ、エンジンを20万基以上、変速機を20万台以上、現地生産することを求めている。一方、今回のマツダとの合意は新条件導入前の枠組みに基づくもので、マツダにはエンジンを現地生産する計画はない。ただ、部品の現地調達率は30%まで引き上げる必要がある。

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極東ではトヨタも来年春から生産に乗り出す。今年3月の発表によると、ロシア自動車大手ソレルスと三井物産が折半出資する合弁会社「ソレルス・ブッサン」がトヨタの技術支援を受け、トヨタのSUV「ランドクルーザープラド」をウラジオストクで組み立てる計画だ。

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