ハンガリーのボルナー国家開発相とルーマニアのボガジュ交通相は5日、両国を結ぶ高速道路の共同整備に関する合意書に調印した。ルーマニアのArad(高速道路M43)とハンガリーのNadlac(SE)を結ぶNagykerekiおよび、ルーマニアのクルージュ・ナポカ(M4)とハンガリーのSantaul Mare(S)を結ぶCsanadpalotaが対象ルートとなる。技術規格や品質を統一し、両国の越境交通インフラの質向上を図る。
\ボガジュ交通相によると、すでに欧州連合(EU)から14億ユーロの建設助成金契約を取り付け、建設計画が具体化しつつある。Arad-Nadlacルートでは第1区間をルーマニアとポルトガルの業者に約1億1,600万ユーロで、第2区間はドイツ業者に約1億2,400万ユーロで発注する予定だ。
\ルーマニア側ではM43が2013年半ばまでの工事完成を計画。クルージュ・ナポカ-Santaul Mare区間はトランシルバニア高速道路プロジェクトの一環で03年に着工したものの資金難で中断されていたが、M4の延長工事は16年までに完了する見通しだ。
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