ポーランドの新車(乗用車および乗用車タイプの小型商用車)登録台数が減少を続けている。自動車業界専門の市場調査会社Samarの7日の発表によると、今年6月の新車登録台数は2万4,776台で、前年同月から8.3%減少した。前月比では11.6%増。1-6月期の累計登録台数は13万7,671台となり、前年同期から5.7%減少した。
\Samarは、年初に社用車に対する付加価値税(VAT)の優遇措置が撤廃されたことや燃料価格、ローン金利の上昇、ユーロ危機など欧州経済の先行きに対する不透明感が、消費者に新車購入を思いとどまらせていると分析。今年通年の登録台数の落ち込み幅は当初予想の5~10%より悪化するとみている。
\1~6月のメーカー別登録実績は、シュコダが前年同期比3.96%減の1万6,331台で首位。以下、オペル(0.35%減の1万1,403台)、フォード(6.96%減の1万666台)、トヨタ(14.23%減の1万31台)、フィアット(21.79%減の9,533台)が上位を占めた。
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