2011/7/20

ロシア

ズベルバンク、スコルコボに最大8億ドル投資

この記事の要約

ロシア最大の銀行であるズベルバンクは12日、モスクワ近郊スコルコボで計画されている技術革新センターに最大で8億米ドルを投資することで、スコルコボ・センターの建設・運営に当たる「スコルコボ開発基金」と合意、覚書を交わした。 […]

ロシア最大の銀行であるズベルバンクは12日、モスクワ近郊スコルコボで計画されている技術革新センターに最大で8億米ドルを投資することで、スコルコボ・センターの建設・運営に当たる「スコルコボ開発基金」と合意、覚書を交わした。

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スコルコボ・センターは約600ヘクタールの敷地にエネルギー、IT、通信、バイオ、原子力などの先端技術産業を集積させ、2014年までに最大4万人が働く「ロシア版シリコンバレー」に育てるというもので、多くの欧米大手企業が進出を表明している。ズベルバンクのグレフ総裁は覚書の調印式の席上、スコルコボにITセンター、研究開発部門、データセンターを開設する計画を明らかにした。データセンターは7,000平方メートル以上のスペースを持ち、スコルコボで活動する他の企業にも開放する。

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スコルコボ開発基金のベクセルベルク代表は、「ズベルバンクが描いているような大規模な計画を実現するのには困難が伴う」と述べる一方で、国内最大の銀行であるズベルバンクがスコルコボ・プロジェクトに加わることは非常に重要だとの認識を示した。

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