2011/7/27

ロシア

独・タタールスタン合資ファンド、ロシアのクリーンテク企業を支援

この記事の要約

ロシアのタタールスタン共和国と独投資信託のヴェアムート・アセットマネジメントがロシアでクリーンテクノロジーに取り組む企業を支援する投資ファンド『タタールスタン・クリーンテク・ファンド』を設立する。ロイター通信が19日伝え […]

ロシアのタタールスタン共和国と独投資信託のヴェアムート・アセットマネジメントがロシアでクリーンテクノロジーに取り組む企業を支援する投資ファンド『タタールスタン・クリーンテク・ファンド』を設立する。ロイター通信が19日伝えた。

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クリーンテク・ファンドは最高2億ユーロの資金運用を予定し、タタールスタン共和国が1億ユーロ、ヴェアムートが1,000万ユーロを拠出する。タタールスタン国営投資会社Svyazinform Neftekhimは75億米ドルを運用するが、今回のような投資規模は初めてという。残り9,000万ユーロの調達は決まっていないもようだ。

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具体的な投資対象は、廃棄物を利用したエネルギー技術、バイオディーゼル燃料、フラッキング技術(水圧破砕法)などに取り組む企業で、全体の4分の3の企業はロシアに事業進出しているか、生産拠点を構える外国企業となる見通しだ。残りはロシア企業で、すでに太陽光発電、プラズマ技術、ごみ処理加工の分野に取り組む3社が候補に挙がっているという。

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