2011/8/3

ハンガリー

シーメンス、ハンガリーから鉄道近代化を受注

この記事の要約

独電機大手シーメンスはこのほど、ハンガリー国営の国土インフラ開発公社(National Infrastructure Development Company:NIF)から鉄道インフラの近代化を受注した。受注額は約5,30 […]

独電機大手シーメンスはこのほど、ハンガリー国営の国土インフラ開発公社(National Infrastructure Development Company:NIF)から鉄道インフラの近代化を受注した。受注額は約5,300万ユーロ。ブダペスト・Kelenfoeld~セーケシュフェヘールヴァール間の鉄道路線に安全システムを装備する。

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シーメンスは今回、連動装置2基、遠隔操作システム1基、踏切装置15基をNIFから受注した。これらの装置の部品はブダペストとドイツ、スイスの工場で製造する。2013年までに納入する予定だ。

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ブダペスト・Kelenfoeld~セーケシュフェヘールヴァール間は全長65キロメートルで、イタリアからスロベニア、クロアチア、ハンガリーを経由しウクライナまで伸びる汎欧州運輸回廊「コリドーV号線」の一部を構成している。V号線は特に貨物輸送に重要なルートで、インフラの近代化は、東欧内陸部から地中海の港湾への輸送時間の短縮につながる。

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欧州連合(EU)は2013年までにハンガリーの鉄道インフラ近代化に約18億ユーロを拠出することを計画しており、シーメンスが受注した今回のプロジェクトも支援する。

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