2011/8/3

ハンガリー

携帯でバス乗車、マジャールテレコムがテスト開始

この記事の要約

ドイツテレコム傘下のハンガリー通信大手マジャールテレコムは7月末、国内東部のソルノクで国内業界初の近距離無線通信(NFC)を使った電子決済サービスの実地テストを開始した。同社が2年前にソルノクで立ち上げた最新通信技術を実 […]

ドイツテレコム傘下のハンガリー通信大手マジャールテレコムは7月末、国内東部のソルノクで国内業界初の近距離無線通信(NFC)を使った電子決済サービスの実地テストを開始した。同社が2年前にソルノクで立ち上げた最新通信技術を実地検証する「Tシティプログラム」に組み込んで実施される。

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ソルノクは今年5月、公共交通機関を含めた公共サービスの利用が便利になる「シティカード」を導入した。NFCを使ったモバイルサービスの導入により、バスの乗車券や定期券を携帯電話に取り込み乗車時に提示できるようにする。乗車券の残り枚数や定期券の有効期限なども表示される。SMSや車内に設置されたネットショップでの購入も可能で、利用者にとっては非常に便利になる。

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ハンガリーでは先日、通信3大手のマジャールテレコム、テレノア、ボーダフォンと、マスターカード、OTPバンク、スーパーショップが、NFC技術を投入した携帯決済システムに取り組む「ハンガリー・モバイルワレット協会」の発足計画を発表したばかり。ハンガリーがNFCモバイル決済サービスで欧州の先駆けとなることを目指して総力を結集する。

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