2011/8/10

総合・マクロ

クロアチア・ハンガリー間で新ガスパイプラインが開通

この記事の要約

クロアチアとハンガリーを結ぶ新たなガスパイプラインが3日開通した。同パイプラインの敷設はクロアチア国営ガス供給会社Plinacroとハンガリー石油大手MOLの子会社FGSZの共同プロジェクトで、投資規模は3億9,500万 […]

クロアチアとハンガリーを結ぶ新たなガスパイプラインが3日開通した。同パイプラインの敷設はクロアチア国営ガス供給会社Plinacroとハンガリー石油大手MOLの子会社FGSZの共同プロジェクトで、投資規模は3億9,500万ユーロ。Plinacroによると、同社は7,500万ユーロを負担した。

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クロアチアではこれまで、隣国スロベニアまで伸びるガスパイプラインが、国外と接続する唯一のパイプラインだった。今回の新パイプラインの稼働で、クロアチアはガスの輸入能力を引き上げ、供給先を広げることができる。また、Plinacroはアドリア海北のクルク島に液化天然ガス(LNG)ターミナルを建設することを計画しており、将来は再ガス化した天然ガスを新パイプラインで輸出することも可能になる。

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PlinacroのLNGプロジェクトは、船上再ガス化装置付LNG船(RV)から直接気化した天然ガスを受け入れるというもので、投資額は5,000万ユーロを見込んでいる。着工には経済省からの認可が必要で、認可後2年で完成を目指す計画だ。

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