2011/8/10

ポーランド

7月のPMIは52.9、4カ月ぶり上昇

この記事の要約

英金融情報会社マークイットが1日発表したポーランドの7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月より1.7ポイント高い52.9となり、4カ月ぶりに上昇に転じた。ロイターがまとめたエコノミストの予想中央値は50.5だっ […]

英金融情報会社マークイットが1日発表したポーランドの7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月より1.7ポイント高い52.9となり、4カ月ぶりに上昇に転じた。ロイターがまとめたエコノミストの予想中央値は50.5だった。

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項目別で見ると、生産指数と新規受注指数が上昇した一方、新規輸出受注指数は2カ月連続で50を下回った。HSBCのチーフエコノミスト、ムラト・ウルゲン氏は、「輸出受注が弱含んでいる理由として、競争圧力の高まりを挙げる企業が多かったが、需要が減少しているという声は聞かれなかった」とコメント。続けて、「多くの国でPMIの弱い数字が相次いでいることで、世界的な景気のソフトパッチ(一時的な軟化局面)が予想より長引くのではないかという懸念が広がっている。7月のPMIの内容だけを見て、ポーランドの景気回復が順調に進んでいると判断するのは早計だが、新規受注や雇用の指数が好調などは明るい材料だ」と述べた。

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