2011/8/10

チェコ・スロバキア

シュコダ自、中間営業益が過去最高に

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は2日、2011年6月中間期の営業利益が前年同期比81.5%増の4億1,200万ユーロとなり、過去最高記録を更新したと発表した。昨年から取り組んでいる成長戦略 […]

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は2日、2011年6月中間期の営業利益が前年同期比81.5%増の4億1,200万ユーロとなり、過去最高記録を更新したと発表した。昨年から取り組んでいる成長戦略が奏功し、販売台数は20.1%増の45万4,698台に、売上高は25.7%増の54億ユーロに増加した。

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税引き前利益は81.3%増の3億8,800万ユーロに急増。期末時点の純流動資産は前期末の16億ユーロから20億ユーロに拡大した。投資額は1億1,800万ユーロで、主にモデル開発とチェコ工場の生産能力強化に投入された。

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シュコダは、「中間期の好業績は、財務強化と国際競争力の向上に成功したことを示すもの」とコメント。2018年の世界販売台数を150万台に引き上げる目標の達成に向けて、引き続き拡販に努力するとともにモデルラインナップの改善に取り組んでいく方針を確認した。

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年内にはVWグループの世界戦略車プロジェクト「ニュー・スモール・ファミリー」の一環として、これまで最小の「ファビア」よりもさらに小型の「シティーカー」を市場投入する。親会社VWの「Up」をベースにしたモデルだ。

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シュコダが先ごろ発表した6月の販売台数は8万1,300台となり、単月での販売記録を4カ月連続で更新する好調ぶりとなっている。

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