2011/8/10

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア中銀、金利据え置き

この記事の要約

ルーマニア中央銀行は3日、主要政策金利を6.25%に据え置くことを決定した。据え置きは14カ月連続。ブルームバーグとロイターがエコノミストを対象に実施した調査でも、ほぼ全員が据え置きを予想していた。\ ルーマニアのインフ […]

ルーマニア中央銀行は3日、主要政策金利を6.25%に据え置くことを決定した。据え置きは14カ月連続。ブルームバーグとロイターがエコノミストを対象に実施した調査でも、ほぼ全員が据え置きを予想していた。

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ルーマニアのインフレ率は5月に8.4%と3年ぶりの高水準に上昇し、欧州連合(EU)加盟国で最高となった。ただ、6月は予想を下回る7.9%に鈍化。中銀は、インフレは年末に5.1%に落ち着き、来年には目標とする2~4%以内に収まるとの見通しを示している。

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金融アナリストは「ユーロ圏の債務危機などで景気の先行きに不透明感が増しているため、

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中銀は来年第1四半期が終わるまで金利を据え置くだろう」と予想。その後は、4~6月に6%に引き下げる可能性があるとした。

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中東欧では、インフレの落ち着きと世界的な景気減速を背景に、金利を据え置く動きが出てきた。ポーランド中銀は7月、3カ月連続の利上げの後、金利を4.5%に据え置いた。また、ハンガリーの金利は7月、4カ月連続の6%に据え置かれた。

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