2011/8/10

ロシア

7月の石油生産は0.6%増

この記事の要約

ロシアのエネルギー省が2日公表した7月の資源・エネルギー統計によると、7月の石油生産量は前月比0.6%増の日量1,025万8,000バレル(bpd)となった。パイプライン経由での石油の輸出量は3.1%増の409万bpdだ […]

ロシアのエネルギー省が2日公表した7月の資源・エネルギー統計によると、7月の石油生産量は前月比0.6%増の日量1,025万8,000バレル(bpd)となった。パイプライン経由での石油の輸出量は3.1%増の409万bpdだった。7月の天然ガス生産量は484億立方メートルで、前月から7.6%減少した。天然ガス生産が減少したのは季節的な要因によるものと見られている。

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主要石油会社の7月の石油・コンデンセートの生産量は、ルクオイルが前月比0.1%減の723万5,000トン、TNK-BPが0.9%増の617万1,000トン、ロスネフチが1.0%増の980万400トン、スルグトネフチェガスが0.1%増の518万1,000トン、ガスプロムネフチが0.3%増の255万4,000トンだった。

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ロシアに次ぐ産油国であるサウジアラビアは6月に980万トンを生産した。ロシアの石油生産はサウジを上回っているものの、サウジの方が生産余力は大きいため、両国の差は急速に縮まりつつある。ロシア政府は、既存油田の生産量が頭打ちになっていることを受け、インセンティブの供与により新規油田の開発を加速させる方針を示している。

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