ハンガリーの経済紙『Vilaggazdasag』によると、同国の大手ビールメーカー2010年売上高は前年から6%縮小した。輸出は49%増加したが、国内の販売減少を相殺することはできなかった。輸入ビールは5.3%増加した。
\落ち込み幅が大きかったのは、プラスチックボトルと非再生ボトル入りのビールで、売上高はそれぞれ25%、20%減少した。ノンアルコールビールの売上も25%落ち込んだ。
\販売形態はケータリングから小売りにシフトし、レストランやバーよりもスーパーなど小売店でビールを購入する消費者が増えた。また、レモンやチョコレートなどの甘い味付けをしたフレーバービールの人気が一般のビールの需要減少の一要因となっている。
\今年の売上について、メーカーはここ数年の減少傾向に歯止めがかかると期待している。
\ハイネケンのハンガリー子会社によると、同社の今年上半期の売上高は期待通り増加に転じたという。
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