2011/8/24

ハンガリー

ハンガリー景況感がさらに悪化、企業景況感は10年3月以来で最低に

この記事の要約

ハンガリーの経済研究所(GKI)が22日発表した8月の景況感指数(総合)はマイナス18.9ポイントとなり、4カ月連続で悪化した。総合指数を構成する企業指数はマイナス11.3ポイントと、やはり4カ月連続で下降。2010年3 […]

ハンガリーの経済研究所(GKI)が22日発表した8月の景況感指数(総合)はマイナス18.9ポイントとなり、4カ月連続で悪化した。総合指数を構成する企業指数はマイナス11.3ポイントと、やはり4カ月連続で下降。2010年3月以来で最低の水準に落ち込んだ。昨年11月以来、低落傾向が続いている消費者指数は、マイナス40.7ポイントと、前月から1.3ポイント改善した。

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企業の期待指数は全体的に低下した。製造・建設業よりも流通・サービス業の下げ幅が大きくなっている。

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製造業の最近および今後の生産額見通しは依然悲観的で、受注残高も縮小が続いた。完成品在庫も減少した。

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建設業界の景況感指数は4カ月連続で悪化したが、その下げ幅は小さくなった。最近の生産額が大きく後退する一方で、今後の生産額見通しは悪化のスピードが緩んでいる。流通業は、7月に一旦改善した景況感指数が再び低下し、6月の値を下回った。在庫品指数はやや改善、受注残高および新規受注見通しは悪化した。サービス業の指数は半年にわたってほぼ一定の水準を保ってきたが、8月に大きく下降した。最近および今後の生産額見通しも低下し、雇用意欲も縮小した。

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新規雇用の見通しは製造・サービス業で大きく悪化した反面、建設・流通業では改善した。値上げ観測は製造・建設業では変化がなく、流通・サービス業では強まった。

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ハンガリー経済全体の展望は、全産業で悲観的な見方が明確となっている。

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消費者指数では、家計の運営状況、経済全般の展望がわずかながら好転。失職の不安もやや小さくなった。耐久消費財の購入を先に延ばす傾向には変化がなかった。

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ハンガリー景況感調査は欧州連合(EU)の手法にならって製造、流通、建設、サービスの各業界と消費者を対象にGKIが毎月実施している。金融業界と公的部門は対象外。総合指数は消費者指数と企業指数の加重平均で表わされる。

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