2011/9/7

チェコ・スロバキア

チェコ鉱工業生産、7月は4.4%増

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が6日発表した2011年7月の鉱工業生産高は名目ベースで前年同月比4.4%増となり、6月の7.9%(確定値)から大きく減速した。季節調整値では前年同月比6.8%、前月比0.1%の増加だった。新規受注 […]

チェコ統計局(CSU)が6日発表した2011年7月の鉱工業生産高は名目ベースで前年同月比4.4%増となり、6月の7.9%(確定値)から大きく減速した。季節調整値では前年同月比6.8%、前月比0.1%の増加だった。新規受注高は前年同月比1.1%の伸び。

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業界別の生産高をみると、自動車製造業が前年同月に比べ38.4%の大幅増を記録した。機械・設備は7.9%、電気機器は7.1%、それぞれ増加した。

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一方で、生産の縮小が目立ったのは家具を除く木材・コルク製品で16%の落ち込みを示した。電気・ガス・熱供給(9.5%減)、工業用鉱物(8.5%減)も大きく後退した。

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新規受注は国外で8.1%拡大した一方、国内は9.4%も縮小した。業界別では主力産業の一つである自動車が10.3%増で全体をけん引。金属(17.1%増)、機械・設備(7.8%)も貢献した。反対に、コンピューター・電子工学機器(23.7%減)、電気機器(4.8%減)、医薬品(22%減)が足を引っ張った。

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鉱工業界の売上高は実質ベースで前年同月から5.4%増加した。国外売上高(直接輸出)が15.4%増加したのに対し、国内売上高(間接輸出を含む)は2.9%減少した。

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従業員50人超の企業における雇用数は3.2%増加。名目賃金の平均(月額)は2%増の2万5,355コルナだった。(1CZK=4.43JPY)

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