2011/9/7

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

伊ピレリ、ルーマニア工場を拡張

この記事の要約

イタリアのタイヤ大手、ピレリは8月30日、ルーマニア南部に位置するスラティナ工場に新設した生産施設の開所式を行った。この拡張計画は2008年から実施されているもので、2013年の完了時には年産規模が今年の700万本から1 […]

イタリアのタイヤ大手、ピレリは8月30日、ルーマニア南部に位置するスラティナ工場に新設した生産施設の開所式を行った。この拡張計画は2008年から実施されているもので、2013年の完了時には年産規模が今年の700万本から1,000万本に拡大する予定だ。これにより、同拠点はピレリ最大のタイヤ工場となる。投資規模は1億6,000万ユーロに上り、ルーマニア政府から2,800万ユーロの助成を受けた。

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ピレリは東欧を経営戦略上の重要拠点と位置づけている。ルーマニアには05年に進出し、2工場を操業する。投資残高は10年までに3億ユーロに上り、14年までには4億5,000万ユーロに増加する見通しとなっている。

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スラティナ工場では高級タイヤと鋼線を生産する。拡張計画により、1,700人だった従業員数はこれまでに2,400人まで増加。計画が完了する13年には2,700人に増える見込み。

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南西部のブンベシュティ・ジウ工場では粒子状物質(PM)捕集フィルター(DPF)を製造している。

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開所式にはルーマニアのボック首相ら政府高官が出席した。

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