2011/9/21

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

長城汽車、ブルガリアで販売開始

この記事の要約

中国の長城汽車は、10月からブルガリアへの輸出販売を開始する。13日付けの現地紙『Novinite』(電子版)が報じた。同社は年内にブルガリアで組み立て工場を本格稼動させる予定だが、現地生産に先立ち、輸出販売を通じてブラ […]

中国の長城汽車は、10月からブルガリアへの輸出販売を開始する。13日付けの現地紙『Novinite』(電子版)が報じた。同社は年内にブルガリアで組み立て工場を本格稼動させる予定だが、現地生産に先立ち、輸出販売を通じてブランドの浸透を図る考えだ。

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長城汽車は2009年にブルガリアのリテックス・モーターズと合弁生産で合意。同国北西部のロヴェチに8,000万ユーロを投資して工場を建設し、自社ブランドのSUVやピックアップ、乗用車を年間5万台生産する計画だ。小型車「騰翼(Voleex)C10」、小型ピックアップトラック「風駿(Steed)」、SUV(スポーツ多目的車)「哈弗(Hover)H5」などを生産する予定で、生産能力は年5万台を計画する。同工場で生産された車はブルガリア国内だけでなく、他の欧州連合(EU)諸国にも出荷される。

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販売価格は、騰翼C10が1万5,990レフ、哈弗H5が2万8,699レフ、スティードが2万4,499レフ(いずれも税込み)からとなっており、低価格を武器に欧州でどこまで需要を伸ばせるかが注目される。(1BGN=53.60JPY)

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