2011/9/21

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニアのインフレ率、8月は4.25%

この記事の要約

ルーマニア国家統計局(INS)が12日発表した8月の消費者物価指数は前年同月比で4.25%上昇した。7月の上げ幅4.85%を下回り、2010年3月以来の水準に低下した。豊作に伴う食糧在庫の増加や増税の影響が薄れたことなど […]

ルーマニア国家統計局(INS)が12日発表した8月の消費者物価指数は前年同月比で4.25%上昇した。7月の上げ幅4.85%を下回り、2010年3月以来の水準に低下した。豊作に伴う食糧在庫の増加や増税の影響が薄れたことなどが物価上昇圧力の緩和に寄与した。

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8月の食品価格は、前年同月比で3.8%のプラスだった。果物と野菜の価格下落により、7月の5.1%のプラスから上昇率が低下した。このほか、非食品は4.9%、サービスは3.5%それぞれ上昇した。

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ルーマニアを含む中東欧の中央銀行は、欧州債務危機のなかで景気減速懸念が広がっていることを受け、ここ最近は金利を据え置いている。ルーマニア中銀の国立銀行(BNR)は8日、11年のインフレ予想を5.1%から4.6%に、12年は3.6%から3.5%にそれぞれ下方修正した。

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