2011/9/28

ポーランド

ミレニアム銀行買収、3社以上が名乗り

この記事の要約

ポルトガル商業銀行(BCP)は19日、ポーランド子会社のミレニアム銀行の売却に関し、これまでに3社が書面で、複数社が口頭で買収の意向を示したと発表した。具体的な社名は明らかにしていない。現在のところ、書類の検討を始めたば […]

ポルトガル商業銀行(BCP)は19日、ポーランド子会社のミレニアム銀行の売却に関し、これまでに3社が書面で、複数社が口頭で買収の意向を示したと発表した。具体的な社名は明らかにしていない。現在のところ、書類の検討を始めたばかりで、何らの決定も下していないと強調している。BCPはミレニアム銀の株式の65%を保有している。

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ポーランドでの報道によると、フランスのBNPパリバ、イタリアのインテサ銀行、ウニクレディト、ポーランドのBRE銀行、PKO BPがミレニアム銀の取得に関心を示しているもようだ。

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ミレニアム銀は1989年に経済振興銀行(BIG)として発足。2003年に現在の名称に改めた。顧客数は110万人で、貸出資産は370億ズロチに上る。2011年上半期は5,400万ユーロの純益を計上した。ポルトガル週刊紙『ソル』によると、BCPの保有する同行株の時価は14億ユーロと推定されている。

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BCPは欧州連合(EU)が夏に実施した金融機関のストレステスト(健全性審査)にぎりぎりで合格した。自己資本比率を引き上げるため、約4億ユーロの資本増強を計画している。(1PNL=23.78JPY)

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