2011/9/28

ロシア

ロシア政府、来年度予算を閣議決定

この記事の要約

ロシア政府は21日、天然ガス関連税などの徴収強化と国防・警察公務員の給与倍増を骨子とする来年度予算案を閣議決定した。\ 歳出は今年度比15%増の12兆7,000億ルーブル(4,230億米ドル)を、歳入は11兆8,000億 […]

ロシア政府は21日、天然ガス関連税などの徴収強化と国防・警察公務員の給与倍増を骨子とする来年度予算案を閣議決定した。

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歳出は今年度比15%増の12兆7,000億ルーブル(4,230億米ドル)を、歳入は11兆8,000億ルーブルを予定。財政赤字は国内総生産(GDP)の1.5%を見込む。

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天然ガス採掘税を現在の1,000立方メートル当たり237ルーブルから509ルーブルに引き上げる。これにより、ガスプロムからの同税徴収額が今年度の2倍以上に達し、1,500億ルーブルを超える歳入増をもたらす見通し。他の増税でさらに480億ルーブルの税収増を図る。

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歳出面では国防・警察公務員の給与及び年金を倍増する。これまで国防・警察支出は地方自治体が負担してきたが、来年から連邦予算に組み込む。

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来年度予算案は、ウラル原油価格1バレル=100ドルで組まれている。最新の政府予想である108ドルを下回る水準で、プーチン首相は予算に余裕があると強調している。

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GDPは3.7%増の58兆7,000億ルーブルの予想で、今年度よりも成長率が縮小すると見込んでいる。消費者物価上昇率は約6%で今年度より約1ポイント下がる見通し。実質可処分所得は5%増加するとみている。(1RUB=2.42JPY)

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