2011/10/5

ロシア

MTSとビンペルコム、4Gインフラの共同構築で合意

この記事の要約

ロシアの携帯電話サービス最大手モバイル・テレシステムズ(MTS)と同3位のビンペル・コミュニケーションズ(ビンペルコム)が、第4世代(4G)移動通信網を共同で構築することで合意したことが9月26日までに明らかになった。\ […]

ロシアの携帯電話サービス最大手モバイル・テレシステムズ(MTS)と同3位のビンペル・コミュニケーションズ(ビンペルコム)が、第4世代(4G)移動通信網を共同で構築することで合意したことが9月26日までに明らかになった。

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合意によると、両社は4Gの無線通信規格「LTE(ロング・ターム・エボリューション)」のバックホールとして利用するため、20億米ドルを投じて2012年までに総延長4,500キロメートルの光ケーブルを共同で敷設するほか、既存のネットワークインフラを共有する。MTSの広報担当者は、ビンペルコムとの合意について「メリットは明白だ。ネットワークはより迅速に構築され、コストは削減、サービスの範囲と品質は向上する」と意義を強調した。

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携帯通信キャリアの間では、携帯電話市場の飽和に伴い収益が頭打ちになる中、LTEのような新たなネットワーク投資の負担を軽減するため、ネットワークインフラを共同で構築する傾向が広がっている。MTSはロシアの携帯電話サービス市場で31.6%、ビンペルコムは24.9%のシェアを持つ。

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