2011/10/19

チェコ・スロバキア

自動車メーカー、スロバキアで人員拡大進める

この記事の要約

ユーロ圏経済の先行きに不透明感が漂うなか、スロバキアでは自動車メーカーが、生産拡大に向け人員の増員を積極的に進めている。3日付けの現地紙『スロバク・スペクテーター』が伝えた。\ ジリナに工場を構える韓国の起亜自動車は、9 […]

ユーロ圏経済の先行きに不透明感が漂うなか、スロバキアでは自動車メーカーが、生産拡大に向け人員の増員を積極的に進めている。3日付けの現地紙『スロバク・スペクテーター』が伝えた。

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ジリナに工場を構える韓国の起亜自動車は、9月末から新たな人員の募集を開始した。親会社である現代自動車のMPV「ベンガ」の生産開始に備え、1,000人を採用する。同社は2012年1-3月期中にシフトを3交代に増やす計画で、ベンガ以外にも新型車の生産を計画しているという。

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一方、独フォルクスワーゲンは、ブラチスラバ工場で新世代コンパクトカーシリーズ「ニュースモールファミリー」の生産をスタートさせるため、1,500人を新たに採用すると発表している。10日にはニュースモールファミリーシリーズ専用のペイントショップも開設した。

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ウニクレディトバンクのアナリスト、デレニーク氏はこうした自動車メーカーの動きについて、「多くのエコノミストが今後も景気減速は続くと見ており、自動車メーカーが今後多くの問題に直面する可能性がある」と警戒感を示している。

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