ロシアなど旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体は18日、ロシアのサンクトペテルブルクで首相会合を開き、自由貿易圏の創設に関する合意文書に調印した。
\会合後に会見したロシアのプーチン首相は、「長く白熱した、しかし建設的な交渉の末、我々は自由貿易圏の創設で合意した」と述べ、ロシアのほかアルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、モルドバ、タジキスタン、ウクライナの計8カ国が合意文書に調印したことを明らかにした。アゼルバイジャン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの3カ国は、年末までに調印するかどうかを決定するという。同首相は、貿易圏の発足により多くの物品の輸出入関税が撤廃されると指摘。一部に例外はあるものの、「それらも徐々に過去のものとなるだろう」と述べた。また、ウクライナのアザロフ首相は、自由貿易協定は来年1月1日から実施されるとの見通しを示した。
\首相会合ではこのほか、CIS諸国間の通貨管理政策に関する基本原則や、鉄道輸送の戦略的発展についても合意が成立した。
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