2011/11/2

ハンガリー

景況感指数が悪化、8カ月連続で

この記事の要約

ハンガリーの経済研究所(GKI)が10月24日発表した10月の景況感指数(総合)はマイナス24.0となり、8カ月連続で悪化した。総合指数を構成する企業指数は前月のマイナス11.7からマイナス14.9に、消費者指数はマイナ […]

ハンガリーの経済研究所(GKI)が10月24日発表した10月の景況感指数(総合)はマイナス24.0となり、8カ月連続で悪化した。総合指数を構成する企業指数は前月のマイナス11.7からマイナス14.9に、消費者指数はマイナス47.2からマイナス49.8にそれぞれ下降。総合指数は2009年12月以来の水準に落ち込んだ。

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企業の期待指数は建設業を除いて低下した。流通業とサービス業では、流通業の下げ幅が大きかった。流通業は、9月にやや改善した景況感指数が再び大きく低下した。在庫品指数の悪化が目立った。新規雇用の見通しは流通業とサービス業で大きく悪化した反面、建設業では改善した。値上げ観測は建設業を除く業界で強まった。ハンガリー経済全体の展望は、流通業とサービス業で悪化、建設業は横ばいだった。

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消費者指数では、経済全般や雇用の見通しが悪化していることが示された。12カ月後の家計の状況や、消費耐久財の購入についても悲観的な見方が支配的だった。

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ハンガリー景況感調査は欧州連合(EU)の手法にならって製造、流通、建設、サービスの各業界と消費者を対象にGKI が毎月実施している。総合指数は消費者指数と企業指数の加重平均で表わされる。

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