独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は10月25日、スロバキアの首都ブラチスラバにある生産拠点で、車体プレス工場の建設を開始した。総工費は約9,000万ユーロ。素材、物流プロセスを効率化し、スロバキアでの生産能力を強化するのが狙いだ。2013年第3四半期の稼働開始を見込んでいる。
\新プレス工場では、車体パネルやボンネット、屋根、バンパー、ドア向けに鋼板、アルミ板をプレス加工する。プレス部品の生産量は日量1万9,000個を予定している。すでに工場稼働に向けた採用活動を開始しており、最終的に約100人の技術者およびサービス担当者を雇用する計画だ。
\VWはブラチスラバの生産拠点で高級モデルのVW「トゥアレグ」、アウディ「Q7」、ポルシェ「カイエン」およびシュコダ「オクタビア」を生産している。2010年の生産台数は前年比36%増の14万4,500台。今年上期の生産台数は9万4,600台で、前年同期から45%増加した。さらに、年末にはコンパクトカーの新モデルの生産を開始し、2012年の生産台数を40万台に引き上げることを計画している。
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