2011/11/16

ハンガリー

製薬大手エージス、営業利益が大幅減

この記事の要約

ハンガリーの製薬大手エージスが9日発表した2010/11年度第4四半期(11年7~9月)連結決算は、営業利益が前年同期比56%減の20億2,000万フォリントに落ち込んだ。国内事業向けの特別税やフォリント高による為替差損 […]

ハンガリーの製薬大手エージスが9日発表した2010/11年度第4四半期(11年7~9月)連結決算は、営業利益が前年同期比56%減の20億2,000万フォリントに落ち込んだ。国内事業向けの特別税やフォリント高による為替差損、経費の増大などが利益を圧迫した。税引き前利益は18%減の27億1,900万フォリント、純利益は27.1%減の20億6,000万フォリントとなった。

\

売上高は330億7,000フォリントとなり、2%(為替調整後は6%)増加したものの、売上原価が2.9%増加したため、粗利益は3%減少した。また、為替差損がコスト・インカム・レシオ(売上に対する経費比率)を1.9%押し上げた。営業コストは5%増、研究開発費は3%増。管理・運営費は引当金の増加などで14%膨らんだ。

\

2010/11年度通期では、純利益が前年比19%減の136億フォリント、売上高が8%増の1,289億フォリント。営業利益は5%減の163億フォリントだった。

\

通期の売上高は、国内が7%増の348億7,000万フォリント、国外が10%増の3億4,500万ユーロ。地域別の輸出額は、ロシア・独立国家共同体(CIS)が9%増の1億5,090万ユーロ、ハンガリーを除く中東欧が3%増の1億3,400万ユーロだった。(1HUF=0.33JPY)

\