2011/11/23

チェコ・スロバキア

サムスン電子、スロバキアで9千万ユーロを新規投資

この記事の要約

韓国の電子機器大手サムスン電子がスロバキアで9,000万ユーロの新規投資を計画している。現地通信社SITAが経済省に確認したところによると、同社は厳しい経済環境の中で新規投資する条件として公的助成を要請。ミシュコフ経済相 […]

韓国の電子機器大手サムスン電子がスロバキアで9,000万ユーロの新規投資を計画している。現地通信社SITAが経済省に確認したところによると、同社は厳しい経済環境の中で新規投資する条件として公的助成を要請。ミシュコフ経済相が先ごろ2,800万ユーロ相当の税控除適用を承認したという。

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スロバキアでは、重要な輸出けん引力であるサムスンが、液晶ディスプレイ(LCD)の生産をルーマニアに移すのとの憶測が広がっていた。映像ディスプレー事業社長の尹富根氏は、市場競争が激化しているLCDの生産拠点を減らす計画があることを認めたうえで、スロバキア工場の存続を明言した。

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サムスンはこれまでにスロバキアの2つの工場に約5億ユーロを投資。現在は約4,500人を雇用している。新規投資はガランタ工場のLCD、LEDスクリーンの生産ラインの刷新や3Dテレビ生産を目的としたもので、5年間で1,000人の雇用を創出できるとしている。

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