2011/11/23

ロシア

GAZと第一汽車の合弁、来年から生産開始

この記事の要約

ロシア自動車大手のGAZと中国の第一汽車(FAW)が来年、ロシア中南部チェリャビンスク州のミアスにあるGAZの工場で大型トラックの生産を開始する。GAZのアンダーソン社長によると、ミアス工場の生産ラインを近代化し、年約1 […]

ロシア自動車大手のGAZと中国の第一汽車(FAW)が来年、ロシア中南部チェリャビンスク州のミアスにあるGAZの工場で大型トラックの生産を開始する。GAZのアンダーソン社長によると、ミアス工場の生産ラインを近代化し、年約1万台を生産する計画。完成車はFAWブランドで販売する。投資規模は明らかにされていないが、市場アナリストは5,000万~6,000万米ドルと見積もっている。現地紙『コメルサント』がこのほど報じた。

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GAZとFAWは昨年9月、FAWがモデルノウハウを、GAZが製造設備及び人員を提供する形で、大型トラックを合弁生産することに合意した。GAZは外国企業との提携を通じて技術ノウハウを取得し、競争力を強化する戦略を進めており、独フォルクスワーゲン(VW)、米ゼネラル・モーターズ(GM)とも事業提携している。

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GAZは来年から、ニージニーノブゴロド工場で、VWとGMブランドの受託生産を開始する。年間生産台数は、VWと同チェコ子会社であるシュコダの3モデルで計10万台以上、GMのシボレー「アヴェオ」で3万台を予定している。GAZは両プロジェクトにそれぞれ8,500万ユーロ、1,000万ユーロを投資する計画だ。

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