2011/12/7

ポーランド

フィアットがポーランド工場で人員削減、最大で1万人

この記事の要約

ポーランド南部に位置するフィアットのティヒ工場で来年、1万人規模の人員削減が実施されるもようだ。現地紙『ジェチポスポリタ』が、イタリアの自動車情報ポータル「Linkiesta」と業界専門家筋の情報として報じた。生産の縮小 […]

ポーランド南部に位置するフィアットのティヒ工場で来年、1万人規模の人員削減が実施されるもようだ。現地紙『ジェチポスポリタ』が、イタリアの自動車情報ポータル「Linkiesta」と業界専門家筋の情報として報じた。生産の縮小が理由だ。

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「Linkiesta」はフィアットの社内文書を基に、来年のティヒ工場における生産台数が現行の47万台から35万台に落ち込む恐れがあると指摘。専門家は最大1万人のカットがありうるとみる。ただ、5,000人前後の削減が最も有力という。

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フィアットと取引のあるポーランド企業も大きな打撃を受けそうだ。

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■現行「パンダ」を平行販売

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一方で、フィアットは1日、来年第1四半期に発売予定の新型「パンダ」の市場投入を前に、現行モデルの製造販売も継続する予定を明らかにした。自動車業界誌『アウト・モートア・ウント・シュポート』の前日付報道を事実と認めた。

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同誌は、現行モデルをエントリーモデルとしてラインナップに残し、販売価格を8,000ユーロに引き下げるのではと推測している。これは新型モデルよりも2,000ユーロ安い水準だ。

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