2011/12/14

チェコ・スロバキア

テメリン原発拡張工事、ロシア受注で大きな経済効果

この記事の要約

ロシアのメドベージェフ大統領は訪問先のチェコでクラウス大統領と会談し、テメリン原子力発電所の拡張工事入札に関して、ロシア連合のチェコ企業への発注率が他の応札者よりも高くなるとの見方を強調した。\ ロスアトムグループの原子 […]

ロシアのメドベージェフ大統領は訪問先のチェコでクラウス大統領と会談し、テメリン原子力発電所の拡張工事入札に関して、ロシア連合のチェコ企業への発注率が他の応札者よりも高くなるとの見方を強調した。

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ロスアトムグループの原子力企業アトムストロイエクスポルトと原子炉メーカー、ギドロプレス、露OMZグループのチェコ原子力子会社シュコダから成るロシア連合が落札すれば、チェコ企業への発注規模は40億から50億ユーロ(1,000億から1,250億コルナ)に上るとの見通しを表明。ロスアトムのキリエンコ社長も10月のチェコ訪問中に1万人以上の雇用創出効果があると話しており、落札に向けてチェコ経済へのプラス効果を積極的にアピールしている。

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クラウス大統領は、落札企業の選考に当たって、チェコ企業がテメリンプロジェクトおよびロシアの原子力計画にどれだけ参加できるかが重要なポイントになるとの政府の立場を確認した。

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テメリン原発に新設される第3号、第4号炉は2025年までの完成が予定されている。来年に入札を締め切り、2013年に発注先を決定する。

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これまでに、ロシア企業連合のほか、東芝の米国子会社ウエスチングハウスとフランスのアレバが応札の意向を示している。

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