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2012/1/25

ポーランド

平均賃金が上昇・1-9月期に5.5%

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)がこのほど発表した2011年1-9月期の賃金統計によると、平均賃金は3,415.98ズロチと前年同期から5.5%上昇した。上昇率は公共部門が5.4%、民間部門が6.0%だった。\ 業種別の賃 […]

ポーランド中央統計局(GUS)がこのほど発表した2011年1-9月期の賃金統計によると、平均賃金は3,415.98ズロチと前年同期から5.5%上昇した。上昇率は公共部門が5.4%、民間部門が6.0%だった。

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業種別の賃金上昇率は農林水産業が12.7%と最も高く、鉱業(10.8%)、事務・サポートサービス(7.5%)が続いた。伸び率が低かったのは科学技術(2.3%)、医療・社会福祉(2.6%)などだった。2012年の賃金動向についてバンク・ザホドニWBKのエコノミスト、Decewicz氏は「最大の輸出先であるドイツをはじめとするユーロ圏で景気悪化が見込まれており、そのあおりで賃金が低下する可能性がある」と述べている。(1PLN=23.49JPY)

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