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2012/1/25

チェコ・スロバキア

チェコ、4Gサービスを3年以内に開始 

この記事の要約

チェコ通信規制当局(CTU)は18日、第4世代移動通信(4G)サービスの稼働準備を今年の優先課題とし、その事業権の競争入札を行うと発表した。超高速の通信スピードでビデオや音楽を高品質で楽しむことができる4Gサービスを3年 […]

チェコ通信規制当局(CTU)は18日、第4世代移動通信(4G)サービスの稼働準備を今年の優先課題とし、その事業権の競争入札を行うと発表した。超高速の通信スピードでビデオや音楽を高品質で楽しむことができる4Gサービスを3年以内に国内ほぼ全域に導入し、国民の9割が利用できるようにする。

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CTUは4Gサービスの事業権販売収入として数10億コルナの収入を見込んでいるほか、サービス開始後は周波数使用料による収入が1年当たり数千万コルナ規模に上ると推算している。ただ、今回も3Gの場合と同様、事業者が高額の投資コストをサービス価格に転化することへの懸念がある。チェコの携帯通信サービスはテレフォニカO2、Tモバイル、ボーダフォンの欧州大手が優位を占め、競争の欠如により価格がなかなか下がらないという不満の声が多い。

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CTUはまた、通信業者が顧客への情報公開性や、契約条件や価格の透明性を監視し、消費者保護対策も強化する。この一環で、インターネットプロバイダーのサービス料金が比較でき、消費者の参考になるようなツールを立ち上げる計画だ。(1CZK=3.97JPY)

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