2012/2/15

ハンガリー

ノキア、ハンガリーのスマホ生産打ち切り

この記事の要約

フィンランドの通信機器大手ノキアは8日、ハンガリー(コマロム工場)、フィンランド(サロ工場)、メキシコ(レイノサ工場)で大規模なリストラを実施すると発表した。同社はスマートフォン製造部門を全面的にアジアに移管する計画を進 […]

フィンランドの通信機器大手ノキアは8日、ハンガリー(コマロム工場)、フィンランド(サロ工場)、メキシコ(レイノサ工場)で大規模なリストラを実施すると発表した。同社はスマートフォン製造部門を全面的にアジアに移管する計画を進めており、今回3拠点で合わせて4,000人をリストラする。ハンガリーのコマロム工場では2,300人を解雇する。2012年末までに3工場のリストラがすべて完了する予定。その後、当該3工場は欧米顧客向けのカスタマイズ事業を請け負うことになる。

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ノキアは昨年2月にマイクロソフトと提携し、従来の携帯電話基本ソフト『Symbian』を切り捨て、『Windows Phone 7』の採用を決めた。米アップル社の『iPhone』やグーグル『アンドロイド』端末の台頭に押され、競争が激化する中での苦肉の決断だった。これを機に同社はリストラを開始。現在までに1万4,500人を解雇し、従業員数を22%削減した。

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ノキアは、昨年秋に需要が急拡大するアジアに生産拠点を移すことを決めた。携帯電話向け部品メーカーが多く集まる同地域での生産は時間とコストを削減できる。昨年11月にはルーマニアの工場を閉鎖した。一方、ヴェトナムでは現在2億ユーロを投資して新工場を建設している。

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